株式の信用取引(1/1) 目次
まとめ解説01
株式の信用取引に関する解説試験に出るところだけギュッと圧縮!
株式取引というと、自分のお金で株を買って、株価が高くなったら売る現物取引が一般的ですが、投資家が証券会社から資金や株式を借り入れて株式の売買を行う「信用取引」もあります。
信用取引の委託保証金借金の担保
●信用取引では、一定の委託保証金を担保として差し入れる必要があり、委託保証金率(取引金額に対する委託保証金の割合)が設定されています。
※例えば、取引金額300万円で委託保証金率30%の場合、差し入れる委託保証金は最低90万円(300万円×30%)ということになります。
●信用取引の委託保証金は、金銭だけでなく、有価証券で代用することも可能です。
よって、まず現物株を購入し、それを委託保証金として、同銘柄を信用取引することもできます(「2階建て」と呼ばれたりします)。
●信用取引で買った株式が下落し、委託保証金維持率割れ(約定価額の20〜40%よりも低い価額)となった場合、追加保証金が必要です。
これがいわゆる「追証(おいしょう)」で、株が買ったときの3分の1くらいの価格になってしまうと、保証金を追加するように証券会社から求められます。
まとめ解説02と過去問
信用取引の種類一般と制度
●一般信用取引:各証券会社がそれぞれで自由に設定するもので、返済期限が長め。
●制度信用取引:証券取引所が定めた銘柄を対象に、証券取引所の規則(返済期限は6ヶ月等)に基づく取引。
※一般信用取引の方が、自由に取引できる分、金利が高めです。
信用取引の決済(弁済)方法
●反対売買(差金決済): 原資産の受渡をせず、算出された損益に応じた金額(差金)のみを受け渡す決済方法です。現物決済と異なり、実際に株式と現金をやり取りせず、信用取引で利益が出れば利益分の金額を受け取り、損失が出れば、損失分の金額を証券会社に支払います。
●現引き・現渡し(現物決済): 現引きとは、信用取引で買った株を証券会社に現金を払って引き取ることで、現渡しとは、信用取引で売った株と同種同量の現物株を、証券会社に売り渡し、代金を受け取ることです。
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