損害保険による事業活動のリスク管理(1/1) 目次
まとめ解説01
損害保険による事業活動のリスク管理に関する解説試験に出るところだけギュッと圧縮!
事業活動=商売をしていれば、損害賠償責任を負うことや盗難にあうこともあります。そうした損害に備えとして、事業用の損害保険があるわけです。
生産物賠償責任保険(PL保険)
●企業等が製造・販売した商品などによる事故で、他者への損害賠償責任が発生した場合、被害者の治療費や慰謝料といった企業側の損害額を補償する保険です。
例:食品業における食中毒
労働災害総合保険労災の上乗せ
●労働災害が起きたとき、企業が従業員に支払う補償金・賠償金を補償するもので、政府労災の上乗せとして、法定外補償が給付されます。
例:老人ホームの介護職員の業務上災害(腰痛等)
店舗総合保険水災や盗難も
●事業者向け火災保険の1つで、火災による損害に加えて、給排水設備の水濡れ損害や水災、盗難(商品除く)等を補償します。
例:台風による洪水損害
まとめ解説02と過去問
機械保険機械設備の損害用
●作業ミスや設計ミス等の事故で、事業用建物内の各種機械設備に生じる損害を補償します(火災事故は補償対象外)。
例:操作ミスによる旋盤の破損・点火ミスによるボイラの爆発
施設所有(管理)者賠償責任保険店舗・工場内での賠償用
●施設の安全性の維持・管理の不備や、施設の用法に伴う業務遂行に起因する対人・対物事故について、施設所有(管理)者の損害賠償責任を補償する保険。
つまり、お店や工場の所有者・管理者には安全対策の義務があるものの、不備があったり、仕事を進める中での人や物に対して損害(ケガ)を与えてしまうことがあるため、その賠償を補償してくれる保険というわけです。
例:店舗内の従業員が誤って客にケガをさせた場合・ビル管理不備による事故
このほか、火災や爆発等の災害による営業休止や阻害された場合の利益減少等の休業損失を補償する店舗休業保険や、請負業務の遂行中の対人・対物事故について、請負業者の損害賠償責任を補償する請負業者賠償責任保険等があります。
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●ユーキャンのFP講座 ⇒ ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●DVDでじっくりと ⇒ 【ECC】ファイナンシャルプランナー(AFP+2級FP技能士)通信コース